すべり症 症状

すべり症の症状とその原因に迫る

すべり症の症状の多くは腰に現れる

すべり症症状の多くは腰に現れます。急性期か慢性期かによって、症状の現れ方も違います。 <急性期の症状> 急性期は、突然の腰椎の「滑り」と、それに反発する「戻り」によって筋肉が悲鳴を上げている状態です。ギックリ腰によく似た激しい痛みが襲ってきます。 1. 激しい腰の痛み 2. 腰下が抜けたような感じ 3. 腰が上半身を支えられないような感じ しかし、このような症状の場合、「ぎっくり腰」「急性腰椎症」「椎間捻挫」と診断され、「すべり症」にはならない事が多いのが現実です。 一方で、「すべり症」と診断されたけれど、このような痛みは感じていない、という人が多いのではないでしょうか?それは、「すべり症」の方のほとんどが、長年かかって少しずつ滑ってきている「慢性期」にあるからなのです。 <慢性期の症状> すべりを起こした腰椎が神経を圧迫する事による痛みと、すべりによって身体に生じたゆがみによる筋疲労による症状が出ます。 1. なんとなく腰が重たく感じる。朝起きるのが辛い 2. 長時間座っていると、立つ時にしびれを感じる 3. 痛みの為、集中力が散漫になる 4. ストレスを感じイライラする 5. お尻の裏から太ももの裏、足先がしびれている 6. 背中をそることによってしびれたり、痛みが走ったりする 2については、坐骨神経痛、5は坐骨神経痛又は椎間板ヘルニア、6に関しては脊椎柱管狭窄症が疑われます。 腰椎すべり症から「坐骨神経痛」に発展しやすいと言われます。前方へすべった椎骨が坐骨神経を圧迫するのです。坐骨神経痛で悩んでいる方で、「痛いのは、腰から太ももなのに、何をしても痛みが治まらない」と思っている方は、腰椎すべり症を疑ってみなければいけません。もし、原因がすべり症ならば、「滑っている腰椎」を元に戻さなければ、痛みはなくなりません。 腰椎すべり症が慢性化することで最も怖い症状が、脊椎柱管狭窄症です。前方への滑りが定着してしまい、背骨の一部が常に前方突出の状態になるので、脊髄中枢神経の通り道である「脊椎柱」が狭くなります。狭くなった分だけ、体を動かす事で、脊髄中枢神経を圧迫、または接触しやすくなり「ビリビリ!」といった神経痛が起こるものです。そのままにしておくと、歩く姿勢を取る事で、神経を圧迫し、圧迫した状態で歩行するので、体がしびれ、重苦しくなり、痛みも蓄積されるので、歩行困難となります。しかし、脊椎柱管狭窄症が起こっていても、その原因が分かれば、治療によって症状は治まります。一方、そのままにしておいて症状を悪化させれば、椎間板ヘルニアを起こす可能性も出てきます。 慢性化したすべり症症状は、耐えがたい激しい痛みではない事や、加齢のせいと諦めてしまう事で、つい、病院へ行くことを怠ってしまいがちですが、原因を突き止めることで、治療することができます。逆に、そのまま放置しておくと、症状はもっと悪化してしまいます。どんな痛みであれ、痛みは体が発している危険信号です。見逃さないようにしましょう。